コケティッシュ オルゴール

 ちわっす! 今日もあっという間に過ぎてしまいました。かさいゆーぎっす!

 通常休みの土曜日といえば、昼すぎまで爆睡のゆーぎですが、今日はちょっと早起きしてGETしてきました「ミホミホマコト」!
本当なら朝一でクロネコな人が届けてくれたんですが、局留めにしていたのが仇になりました。

 まぁ、それはともかくとして、タワーレコードから送られてきた長方形のダンボールを破壊っ!3枚のCDと特典のカレンダーを救出しました!!


 3枚というのは、実は「ミホミホマコト」を買うついでにもう一枚シングルを買っていたからなんですが、家に帰って、まず前座にこの一枚


SUEMITSU & THE SUEMITH
「Sherbet Snow and the Airplane」

 かなりキモチいい曲です!
ピアノの小刻みなリズムがテンポよく、シャーベットスノーの軽やかさを感じさせます
ゆるやかに落ちていくメロディーラインもあいまって、抜ける青空と爽快な風の中を疾走するイメージが浮かんできました。
カップリングも心地よく、これは大当たりの一枚でした。



さて「mihomihomakoto」ですが・・・


好きなだけに、敢えて厳しく書きますが、まだまだもっと頑張れたんじゃないか?という出来でした。


ともかくレビュー書きます。

 まず全体として、コケティッシュな雰囲気で統一されていて、とても可愛い作品でした。
この方向性はジャケットや歌詞カードにも統一されていて、混乱なくアルバムを通して聴くことができました。


「I want to be loved」これは川本さんメインの曲。
ルース・ブラウンのカヴァーを川本さんが最高にキュートでピュアに歌い上げた傑作です。
DVDにはこのムービーが収録されているけれどこれがまたキュート
純白の衣装と相まって心をストレートに射ぬかれるカンジで、正直ビジュアルとしての川本真琴にも再び惚れ直しました。


「Gone The Rainbow」もりばやしみほさんのための曲。ピーター・ポール&マリーの曲をキュート&セクシーに歌い上げています。
同じく収録されたムービーは、コケティッシュここに極まれり的な、独特の艶っぽさがドキドキさせる秀作です。


「Sunset Blue」の良し悪しは俺ではなく、朝日美穂さんのファンにお任せしたいけれど、全体的にアメリカンレトロっぽい雰囲気な中でのレトロな曲調はまぁ良いのかと・・・


・・・で・・・


 「ラバトでキャメル」ですが・・・正直期待が大きすぎたからか、それに応えてもらえるほどの出来ではなかったと思います。

 歌詞は独特、それは素敵なんだけれど、その歌詞をのせるメロディーが弱いような気がします。
何度か聴いているんですが、ベースやドラム等、低音を支える音が弱いのが問題なんじゃないでしょうか・・・
 これが昔の川本さんの声なら、歌声に混ざる甘い粘りがアクセントになって、“可愛い曲”となったのかもしれませんが、今回の川本さんの声にそれがあまり感じられない以上、バックの楽器で“重さ”等を持たせてあげないと、全体が軽くなりすぎて薄っぺらで印象に残らない作品になってしまうと思います。

 もしかして、「I want to be loved」も含めて川本さん、歌を丁寧に歌いすぎてるんじゃないでしょうか・・・全部キレイだけれど、おとなしくて、なんだかショーケースのガラス細工みたいで棘や傷が見当たらない。そういった感じがします。
 迷いやブレ、そういった表現が川本さんの最大の魅力だと思うので、次のCDではもっと壊れてほしいな・・・そう感じました。


 ・・・とはいえ、まぁ、5年ぶりくらいの曲ならこれで十分かとも思います。
考えてみれば、川本さんにすれば久しぶりの書き下ろし。これで最高の曲が書けた日には文字通り天才・・・っつーか神です。
新曲を書いて書いて、そしてボツにしてまた書いて、またその腕を磨いてもらいたいです。


 最後に「I want to be loved」の日本語版でアルバムは締められます。
詳細は割愛しますがいい曲だと思います。


 以上、かさいゆーぎのレビューでしたが、聞かれた方、みなさんどう思われたんでしょうか・・・